死への誘惑

line1.gif

あなたは、なぜ生きているのですか。

現状に満足しているからですか。
夢があるからですか。
希望があるからですか。
何かを期待しているのですか。
ただの惰性ですか。
世間体ですか。

現状に満足している人、そんな人は現状においては問題ないです。
才能がある人、容姿が美しい人、しゃべりの立つ人、交友関係の広い人、そんな自分に満足して問題なく生きている人は、将来はどうか分かりませんが、とりあえずノープロでしょう。

問題なのは、夢や希望を糧に生きている人、何かを期待して生きている人です。
この中でも、すべての人が問題、というわけではありません。
では、どのような人が問題があるというのでしょうか。

これらの人々は2つのグループに分かれます。それは、最終的に自分の思いをかなえる人と、かなえることのできない人、です。

成功者は言います。「夢を持て」と。しかしみなさん、冷静に考えてみてください。全ての人が夢を持ったとします。夢は人それぞれなので大小あると思いますが、この地球上に全ての人の夢を叶えるだけの余裕はないでしょう。
例えば、多くの少女はアイドルになることを夢見るでしょうが、なれるのはほんの一握りの、群を抜いた容姿+αを持つを少女のみです。
つまり、最初に抱いた壮大な夢を叶える事ができるはほんの一握りの人だけです。
夢を叶えた人は、現状に満足している人と同様、将来はどうか分かりませんが、とりあえずノープロでしょう。
では、夢破れた大多数の人々はその後どうなるのでしょう。まずは「挫折」を味わうことでしょう。その夢へひたむきに邁進していた人ほど、より深い挫折感を味わうでしょう。

しかし、人間はそんなにやわではありません。このタイプの人は、そこで数多くのことを学び、再び別の夢を持つことでしょう。
この時、この人は次のように考えることでしょう。
「この間考えていた夢はあまりに自分の能力とかけ離れ過ぎていた。もっと現実性のある夢にしよう。」
というわけで、ちょっと小さな夢に向かって再出発するのです。
しかし、ここでも前と同じ状況の繰り返しなのです。
前回同様、新たな夢も人によっては実現可能ですが、人によっては再び夢破れるのです。
世の中には能力のある人もいれば、能力のない人もいます。能力のある人は何度かこのループを繰り返すうちに成功するかもしれません。しかし、この世は残酷・冷酷です。能力のない人は何度このループを繰り返しても成功しないでしょう。ほんの些細なことでも失敗するかもしれません。

このような人が最も問題があります。いや、これこそが問題といっても過言ではないでしょう。That's problem!!
前に”人間はそんなにやわではありません”と書きましたが、とはいっても限界があります。数多くの挫折を経験して、臨界点を突破してしまったとき、人はどうなるのでしょうか。

私の考えでは、「壊れる」と思います。

その壊れ方は人それぞれでしょう。ある人はお酒に溺れるかもしませんし、ある人は薬に手を出すかもしれません。ある人はギャンブルかも知れませんし、ある人はショッピングかもしれません。はたまた、精神病になってしまう人もいれば、発狂するやもしれません。
しかし、思うにこれらの症状は、「壊れる」の途中経過でしょう。
ここで留まれる人はまだ症状は軽いほうです。
では、「壊れる」が進行するとどうなってしまうのでしょう。

「壊れる」の最終到着地は「自殺」です。

私の経験では、このような人々はさまざまな苦しみ、それも言葉に言い表せないような悶え苦しみを経た後(というか、その途中からかもしれませんが)、「死」への誘惑を感じます。死に憧れさえ感じるようになります。
その後は人それぞれでしょう。世間体という縛りから抜け出せずに、死に憧れを感じつつも惰性で生きる人。自殺未遂を繰り返す人。用意周到な準備のもと、自殺を実行する人...。

そしてこの私も、最近「死への誘惑」を非常に感じているのです。あらゆる苦しみから、すべての挫折から、過去の嫌な記憶から死ぬことによって逃れたい、と思うのです。
まあ、現状に満足している人や夢を掴み取った人から見れば、逃げている、とか、甘すぎ 、とか言われるかもしれませんが、まあそんな人には分からないことでしょう。

まあ、そんな人から批判は無視することとして、私達のような人々の中で諸々の理由で自殺できない人、そんな人がが生きるためにはどのような思想が必要なのでしょうか。
これについては次回で述べることとしましょう。


line1.gif

BACK HOME